長岡是好日

2017.02.11

空を見上げて


気づけばもう2月。
この調子では今年もあっという間に終わってしまいそうだ。
先月「雪が降らない」と小欄でぼやいていたがその翌々日にはわんさか降ってきた。
昨年のドカ雪を彷彿させるような勢いで、また街中が交通マヒに陥ってしまうのではと少しひやひやした。
結局は数日で落ち着き、昨年と比べずとも結構な降雪だったのだが、皆平然としている。

新潟県の晴天率は全国47都道府県中46位ワースト1位を秋田県に譲っている。
やはり冬の時期の天気が大きく影響しているようだ。
長岡も同じく冬は特に晴れ間が少ない。
快晴ともなれば「すげー」と思わず言ってしまうくらいのものである(個人差あり)。
以前にも書いたが、新潟をはじめ北陸やその他の地域出身の方の「晴れ」基準は相当に優しい。
小欄も高校を出て上京したてのころ、あちら出身の友人に、こっちは天気が良くて云々といったときに首を傾げられた経験がある。
我々が言う晴れは、霧が晴れたとか視界が開けたとか、そういうものに近いと今は思う。

子どものころ、星を眺めるのに夢中になった。
星空や天体に関する本を買ってきてはカレンダーに次々と繰り広げられる天文イベントを書き込んでは心待ちにしていた。
しかしかなりの確率で見ることは叶わなかった。
夜起きていられなかったからではない。天気が悪かったのだ。
夜に限らず昼間に起こる日食も、専用のサングラスまで準備したのに当日は曇り。
「今夜未明にかけて○○流星群が活発に・・」全国放送のテレビが言っても、こちらは星一つ見えない。
そんなことが何度もあった。長岡の星空となると本当に貴重なものである。

親戚がいることもあって栃尾によく足を運ぶ。
先日は長居してしまい夕飯までいただいて出てきた。
見上げると満点の星空。思わずトランクからカメラと三脚を引っ張り出して、夜も遅かったが寒空の下で小一時間過ごした。

東京にいたころは空を見上げることすら忘れていたような気がする。
長岡に戻って3年が経とうとしているが、こちらの空は全く飽きない。
突き抜けるような青もいいが、綿のような灰色も心落ち着く。