長岡是好日

2019.10.18

明日を創る

 

10月ともなるといよいよ夏の気分を引きずってもいられなくなってくる。日が落ちるのもみるみる早くなっていくし、先日の朝は寒さで目が覚めて押し入れから毛布を引きずり出した。

 今年があと2カ月しかないということにハッとする時分。今年の“色々”にどう始末をつけていくか考えを巡らせている。時々頭を抱えそうになるけれど、「いや、大丈夫でしょ」と開き直る資源が私にはある。ちょっと苦しくなったら過去を振り返ってみるのだ。

 スマートフォンの通知画面に時々、「〇年前の今日」というタイトル付きで、過去に撮った写真がアルバム的に表示される。毎度思い出すまでもなく「あの日」を追体験させてくれる。日々大量に写真を撮影する私にとっては有難い仕組みだ。

 先日表示されたのは、Uターンを果たす前年、6年前の秋に撮影された写真だった。故郷に戻るか否か。自分はどう生きていきたいのか、自分の幸せとは何なのかと、頭がとろけるほど考えていたあの頃の感覚が蘇ってめまいがした。「もう懲り懲り」だと

 しかし同時に「ありがとう」と過去の自分へ感謝の気持ちが湧いてくる。自分にとっての幸福や大切にしたいと思うものを、当時の自分が苦悩の末に整理をして見つけてくれたからこそ今があるのだ。

 壁にぶつかることや思い悩むことも多々あるが、それでも幸せに過ごしていけるのは、過去のおかげ様。つまりはまた今日も、未来の自分に感謝をされるような働きをしなければならないということだ。

 一息入れて、落ち着いて。明日を創っていこう。