長岡是好日

2019.11.18

目的地まで

 

すぐ後を追いかけているのだと思っていた。

悔しい思いでも、良い意味でも、こんな台詞が思い浮かぶことが増えてきたように感じる。キャンパスライフから10年、社会人同期との出会いから9年、Uターンしてから丸5年と、流れた時間を思えば生活にも仕事にもいろいろな違いが出てきて然るべき、ではある。

先日、叔父が実家である我が家を訪ねてきた。近所の神社を会場に同級生一同で還暦の祝いの会があったとのことで、そのついでに寄ったのだという。60歳ともなると生き方も住む場所も、見た目も大きく違ってくる(笑)と、おどけて話す叔父を見て感慨深い気持ちになった。

加えて、定年を機に叔父は別の会社で仕事を始めたらしく、新天地での毎日が面白いと生き生きしているし、「最近始めた」と何故かあごひげを蓄え始めた。愉しそうで何よりだと思うし、どこかうらやましい。私が60歳になるまであと30年弱。先は長いと感じる一方で、あっという間に過ぎていってしまいそうな不安も抱く。塵も積もれば山となると、心にとめた。

小欄は地元で生きることにこだわって、ここ10年ほどを生きてきた。叔父はといえば、新潟県内に居を構えつつ、仕事の関係でずっと単身赴任を続けている。普段は東京、週末は家族とともに過ごす生活を約30年である。小欄にはとても真似できないし、しようとも思わない。

「なるようになる」と叔父は笑った。
人生は自分の描き方一つ。ということだろうか。