長岡是好日

2018.11.13

行きつけの店



某日、数カ月ぶりに友人の営む寿司屋へ行った。
平日にもかかわらず駐車場は満杯(失礼)、どうにか車をとめて店に入ると中は人でごった返している。
地元の顔なじみ、懐かしい顔ぶれ、いつだったかは忘れたがこの店で見かけたような気がする人たちもいる。
常連たちの遠慮ない賑わいで挨拶もままならないほど。
つくづく、いい店だなあとしみじみする。

立て込んだ予定をどうにかやりくりしたが当日は1時間の遅刻。
店に入ってスマホを手繰ると「こないの?」「まだ?」と何人からかメッセージが届いていた。
このところ忙しさにかまけて足を運ばずにいた。
もう少し時間に余裕ができたらと考えているうちに季節まで変わってしまっていた。

彼が若くして立ち上げたこの店は早11年目。
随分とご厄介になっている。
地元を離れた学生時代、新潟に帰省するとなれば、まず足を運ぶのがこの店で、店主である友人と地元の友人がいつも温かく迎えてくれた。
成人式後のどんちゃん騒ぎ、数々の笑いや涙、大喧嘩(止める側)。
私一人分だけでも、たくさんの思い出がある。

東京での仕事を辞めて新潟に帰った日。
両親や家族に帰郷を祝ってもらいつつ、早々に向かったのもこの店。
「え!本当に帰ってきたん?」と言われたあの時のうれしさを思い出す。

少し前のこと。
彼から店を閉めると聞いた。
良く知った仲、驚きはしなかったものの寂しい気持ちで一杯になった。
将来を考えての「ちょっと一休み」とのこと。
私は「もっと早く言え」と思ったが、それは置いておいて。
ともあれ最後に常連様限定で営業するからおいでませと誘われて向かったのが某日だった。

それにしてもすさまじい賑わい。
この店のため、店主をねぎらうために集まったたくさんの友人たち。
東京から駆けつけてきたものも。
それぞれの思い出を語り尽くすには、一晩では到底足らなかったことだろう。
しかし、平日は平日。
私たちも仕事や家庭を持つおとな。
ということで、惜しみつつ解散となった。

また皆で集まろうな!
あたりめーだーー!!

この調子じゃまたすぐ店やらないといけないんじゃない?と彼と笑った。

皆さんの地元には、行きつけのお店や場所はありますか?